後期高齢者をすきてからのクラス会は、なんとなくつらいものがある。それまでいちどもなかったので、生死の情報がなかつたのだか、それぞれもちよる情報から、あの人はもうすでに亡くなっているとか、今寝たきりで入院しているとかの情報をしることになるのである。指おり数えてみれば、もう三分の一のひとが往生されていた。何十年ぶりのさいかいでもあり、若い頃のおもかげを残した懐かしい顔たちとのむかし話しに盛り上がった。

「おもいのほか盛り上がったので、二、三年に一度くらいのわりで続けたらどうだろう」という提案が幹事役のH君からあったが、わたしは心の中で反対をさけんでいた。

っ続けると言っても会をかさねるごとに「誰が亡くなった」という報告をきかなければならない集まりである。確実に出席者の減少していく会である。私自身次の会に出られる身であるかどうかわからないという後期高齢者のクラス会を続けることにはつらいものがつきまとうのである。